手紙

数日前幼馴染でもあるNちゃんから手紙が届いた。去年結婚をし、無事出産を果たし、今は古川市に住んでいる。車で行けば高速使って1時間くらいかな。決して遠くない距離なんだけど、久しくあってない。手紙の内容もいたって単純で、元気?とか何か変わったことない?とかなんだけど、そこがいかにも彼女らしくて笑えたり。例えばそういう内容だったら今時だったら携帯のメールで十分事足りるはずなのに、彼女はだいたい決まって手紙だ。そして大事な用件はメールというそれも彼女らしいといえば彼女らしいのだけど。でもこの手紙というのがとても暖かく、メールで例えば3分もかからないで入力、送信できる内容をわざわざ筆におこし、そして80円も使って送ってくれるのだ。この気持ちがなんともうれしい。結婚する2年前くらいに出会って25周年記念という2人だけのお祝いをしたのだけど、彼女とは30周年記念もしたいと思ってる。彼女の結婚式のスピーチで「腐れ縁」という言葉を引用したけど、一見おめでたい席でなんつう言葉を用いてるんだ!としかられそうだけども、私は愛情を込めてこの言葉をとてもいい意味で使った。「くされ」とは腐ったという意味とは別に「鎖」の意味もあり、鎖でしっかりつながれているような縁のことを言う。少々さび付くことがあってもなかなか切れない。そういうこと。私と彼女の縁も腐れ縁でずっとありたいと思う。