人間

二泊三日で母と沖縄旅行へ行ってきました。以下自己満足旅日記となりますので、興味のない方はスルーでお願いします。


昨年の5月から大腸癌を患い、9月には二度目の手術、これで終わりかと思いきや腹膜播種で余命数ヶ月と宣告をされ、もとから薬への反応が強い為、なかなかスムーズに抗がん剤治療を行うことできず、一時はもうこのまま家に帰ることすらできないのかと思うくらい最悪な状態ではありましたが、持ち前の気力と周りの暖かい励ましのおかげで3月に入ってくらいからか、抗がん剤の副作用はあるものの、ずいぶん元気になったので、ちょっと旅行でも行こうかという話になったのは3月末の事。最初は近場の温泉にしようかという話もありましたが、どうせ行くならきれいな海を見たい!ということで、そらぁ検索しましたよ。で、GWの前なら海外でも比較的安く行けるので、グアムかバリ島それか思い切って、タヒチ?とまで考えていたのですが、まぁ治安もそうですけど、一応何かあった場合の対応を考慮して、今回は国内にしましょう。じゃ、沖縄か?となり沖縄へ。しかもあちこち観光などは一切せず、「きれいな海を眺めていたい」というリクエストのもと、行った先は沖縄県中頭郡読谷村にある残波岬ロイヤルホテルへ。本当は近くにあるコチラに行きたかったのだけどあいにく満室で予約を取ることができませんでした。
で、今回お世話になったのが、沖縄ツーリスト。すっかり忘れていたのだけど、実はここの仙台支店に友達が働いていて、連絡したところ、快く手続きを済ましてくれました。こういった時友達知人がいると無駄なストレスがないので楽チン。しかもこの沖縄ツーリスト、他はどうか知らないけど、こういった航空券と宿泊のセットになったプランではかなり安いのではないでしょうか。しかもリゾートホテルも強いし。沖縄に行きなれている人は独自で予約したほうがいいのでしょうが、初心者は是非沖縄ツーリストで予約することをお勧めします。レンタカーも込みの値段ですし、観光スポット等の割引券も豊富についてました。残念ながら私達は今回は「海を眺める」ことが最大の目的だったので、せっかくの割引券も使いませんでしたが。。

初日、沖縄那覇空港に着いたのは、午後2時半過ぎ。車でだいたい1時間から90分くらいの予定でいたのですが、レンタカーの手配で実は失敗しまして、なんとホテルに着いたのは6時近くでした。これには本当に参った。空港最寄の営業所から手配するはずだったのですが、最近出来たDFSギャラリア沖縄にある営業所までつれていかれて、ここでだいぶ時間をロスしました。しかも時間が時間なだけに、那覇市周辺は大渋滞。おまけにカーナビが全然使い物にならなくて、本当に国道に出るまでが一苦労。ただこの日は天気もよかったので、国道を走っていると東シナ海が見えてくるので、海に沈む太陽を見れるんじゃないか?という思惑を胸に車を走らせました。
使えないカーナビのもと、ようやくホテルに着きチェックインをすますと、部屋までホテルの方が荷物を持って案内してくれました。このスタッフまだ研修生だったのですが、中国の方で覚えたての日本語を一生懸命話しているという感じでしたがとても気持ちのいい接客をする方だったので、一安心。実は事前に口コミサイトなどでこのホテルの評判をチェックしていたのですが、これがなんとも賛否両論で、どうかなとちょっと不安だったのです。ですが、実際目の当たりにしてみるとそこまでひどいことは何一つなく、部屋も2人にしてはずいぶん広い部屋でしたし、批判の多かったエレベーターにもストレスを感じることなく快適に過ごせました。
で、部屋に入ってまず真っ先に感動したのが外の眺め。先日の日記にあげた写真がそれですが、海を一望でき、そして念願の東シナ海に沈もうとしてる太陽を見れたときは二人で、感動してました。

夕食はせっかく天気もよいし、このまま沈む太陽が見ることのできそうなところにしようということで、初日は最上階にあるフレンチレストランで食事を。フレンチといってもとってもリーズナブルで、一人3500円のコースを食べました。沖縄牛のステーキを食べたのですが、これがなんと石垣牛の先祖にあたる牛の系統だそうで、とても美味しく食べることができました。がしかし、肝心な夕日が沈む直前に雲で覆われてしまって、見ることが出来ませんでした。他のお客さんもそれを期待していたらしく、レストランのスタッフにそれを伝えたところ、写真やテレビで見るような真っ赤な夕日は夏にならないと見ることが出来ないとのこと。う〜ん残念。後から知ったのですが、実はここから見える夕日は日本の宿・夕日百選にも選ばれたことがあるそうです。そうだよなぁ。だって途中まではとっても美しかったんだもの。。。そんな感じで、食事の後はホテル内を軽く散策し、ここはちょっとした村?ができるくらい宿泊客が多くて、おみやげなどもかなり充実してました。そこでおみやげを物色し、沖縄のホテルにしては珍しくここは大浴場があったので、お風呂へ。これも批判の対象となっていたところではありましたが、全然問題なくむしろシャンプーやボディーソープなどが普通の大浴場にくらべるとかなり種類が充実していて、どのシャンプーを使おうか?などとそういう選べる楽しみもあり満足しました。

続く。